器楽曲の曲紹介
先日、『曲紹介の『で』。』(曲紹介の『で』。 - 日々のメモ)というエントリを書いた。ラジオの曲紹介ではなぜ歌手と曲名の間に入る助詞が『で』なのだろうという疑問についてである。例えば、「それではお聞きください。星野源で『アイデア』」などというときの『で』である。
その疑問は解けていないが、その後YouTubeを見ていたところ、「『魔女の宅急便』より『海の見える街』」という曲紹介を発見した。確かに、アニメ映画やクラシックのオペラなどの曲は、物語の題名と曲名の間に『より』が入る。これは上述の『で』よりもしっくりくる。国語辞典を引いてみても、『より』は「起点を示す」とある。
でも、「星野源より『アイデア』」は不自然である。なんだか、コンサートでいっさい手拍子をしてはいけないような威圧感がある。
あの、前回のエントリの『で』は一体何なのか。
MATLABで三角関数と対数
cos(pi/3) ans = 0.5000
などと書けばいい。
一周期描きたいならば、
x = 1 : 100; t = 2 * pi * x / 100; s = cos(t); plot(s)
などとすると、下の図のような正弦波が描ける。上記スクリプトの中の「:」は、Pythonでいうところの、rangeのlistみたいなものである。
二周期の正弦波ならこんな感じでいい(cosをsinにしたことに特に意味はない)。
x = 1 : 100; t = 2 * pi * 2 * x / 100; s = sin(t); plot(s)
対数も単にlogとすればいい。
x = (1 : 100) / 20; s = log(x); plot(s)
ハムの記憶
ハム将棋のドメインが消えた。
ハム将棋のことを知ったのは、確か、将棋連盟の『ご主人様、王手です』を見たときだったような記憶があるが、定かではない。その頃の私はまだハム将棋にまるで歯が立たなかった。ハム将棋に勝つために棋書を買ったりプロの将棋を観戦したりして、ハムと互角くらいになった。私は人間と指さずにひたすらハムと指していたのだった。
その後、江東区にあった将棋センターで将棋を指したり、ねこまどの将棋カフェで将棋を指したり、江古田のお好み焼き屋で将棋を指したりした。対人戦も勝ったり負けたりであったが、ハム将棋に鍛えられたおかげか、それほどひどい負け方はしなかった気がする。対人戦で何勝かできたのは、ハムのおかげである。
そんなかたわら、書店でふと見かけた『Java将棋のアルゴリズム』(https://www.amazon.co.jp/dp/477751241X)がきっかけでソフトを作ってみたりもしたが、私のソフトは強くなかった。むしろ、この本で学んだことは、「それなりの大きさのプログラムの書き方」であった。分かりやすいところから少しずつコードを書いていって、少しずつ規模を大きくしていく、というプログラミングの基礎である。
そうこうしているうちにとあるきっかけがあり、私も初心者に負けるソフトが書きたいなと思った。ハム将棋の下位バージョンである。FlashとJava AppletとJavaScriptで悩んだ挙句、一番長生きする気がしたJavaScriptを採用した。そして『こまお』(こまお)を作って公開した。
こまおを作って最も嬉しかった瞬間は、ハム将棋からリンクが張られていたのを発見したときである。高嶺の花のアイドルからバレンタインデイにチョコレートをもらった気分であった。私は数式や学術的な何かで褒められることはあったが、プログラミングには苦手意識があった。こんなスクリプトでリンクをもらってしまっていいのかなあとか思った。でも、ハムがくれたリンクはいつまでも消えなかった。ああ、こまおでもいいんだなあと思った。ハムは心のよりどころであった。
そんなハムが消えた。
今、囲碁マンガの『ヒカルの碁』の藤原佐為が消えた瞬間のヒカルの気持である。私にとっての将棋は、ハムが50%くらいを占めていたんだなあと。