糸谷哲郎という将棋のプロ棋士がいるんですが、この人が出版する予定の本の前書きがすごいことになっています

糸谷哲郎という将棋のプロ棋士がいるんですが、この人が出版する予定の本の前書きがすごいことになっています。

何の本かというと、将棋の戦法の一つの「一手損角換わり」の解説書です。

将棋の戦法の解説書というのは、将棋の図面と「▲7六歩△3四歩」みたいな符号がつらつらと並べられているのが普通で、その符号の最後に「というわけでこれは後手がよくなります」みたいに結論がついて、いろいろと手順の分岐とかが記されています。まあ、それが普通の解説書です。

ところが、糸谷六段(http://www.shogi.or.jp/player/kishi/itodani.html)は、そこは出発点ではないと前書きで語るわけです。

http://book.mycom.co.jp/blog/shogi/2013/01/16/1249/

>本稿の目的は一手損角換わりについての説明となるわけだが、その目的は何をもってすれば満たされるのだろうか?

そこからかよ!

糸谷六段はどうやら大学院で哲学を専攻しているようです。野球の桑田選手も大学院に入学して修了しました。今そういう時代なんだと感じます。