コンパイラ

 普段はWindowsを使っているが、たまにLinuxを使うと秘密基地にもぐったような気分に浸れる。昨日、gccを使ってCの実行ファイルの速度を確かめてみたくなり、久々にLinuxをいじったのである。結果、PythonよりCのほうが10倍以上速かった。
 それはそれとして、WindowsにCコンパイラの決定版みたいなのがなぜないのかが分からない。既存のものといえばVisual StudioとかMinGWとかBorlandとかいずれにせよ何かしら設定が必要で、その上どことなくWindowsに悪影響を及ぼしそうで、インストールするのが怖い。あと、サポート切れも怖い。
 さらにいえば、Javaコンパイラももっと簡単にインストールできるようにならないものか(これもインストールしていない)。
 MicrosoftVisual Studio Codeというエディタの決定版みたいなのを作ったのだから、C/C++Javaコンパイラの決定版みたいなものも作ってもらえないものだろうか。それともすでにあるのだろうか。
 コンパイラとはまるで関係のない話だが、9ヶ月くらい前に学会でMicrosoftの『りんな』の説明文を読んだ。文意はとれるものの、どこに技術的な進歩があってあそこまで人間らしい合成音になったのかがまるで分らなかった。原稿に書かれていた要素技術はほぼ既存の技術であり、何がそれまでの技術と異なるのかが読み取れなかった。『りんな』自体はすごいので、多分、あの原稿は肝心な部分を書かずに誤魔化している。