ハムとフラッシュ

 AdobeFlashがそろそろ使えなくなるようである。Adobe社のどこにサポート終了のお知らせがあるのかが分からなかったので確かなことは知らないのであるが、検索するとサポート終了に関する記事がたくさん出てくるので、本当なのだろう。というか、二年くらい前にすでに終了に関する話は出ていたらしい。
 今さらなぜそれを知ったのかといえば、ハム将棋さんの掲示板に書き込まれていたからである。
 ハム将棋さん、なくなるのかあ。
 そしてハム将棋さんと同じくらい気になるのは、将棋の棋譜中継のFlashである。例えば、竜王戦ならこんなページ。
 2019年12月6日〜12月7日 七番勝負 第5局 広瀬章人竜王 対 豊島将之名人|第32期竜王戦
 いまだにFlashのように見えるのだけれども、後継はどうなっているのだろう。

声と三角比。

 話そうと思えばいくらでも長くなりそうな話であるが、端的に書けば、普通の感覚では音声技術と三角比はそう簡単には結びつかないらしい。音声認識音声合成の性能が上がって広く使われ始めて数年経つが(使われ始めているよね?)、そこに三角比やら積分やら確率が使われていることはどうやら思いもよらないようである。
 そこで、何か声と三角比に関する簡単な説明でも書こうかなあと思ったのであるが、これが意外と難しい。三角比がなぜ声に関係してくるのかということを説明するのにものすごい数の文字と数式とグラフが必要になり、そんな長い説明は普通は読まないのだった。
 やはりそういうことは半ば強制的に勉強させられる高校や大学でなければ、なかなか学ぶモチベーションは保てない。昨今、学校のありようやスタンスも多様化し始めているようであるが、やはり昔ながらのカリキュラムと座学は重要である。理解できなかったけど習った憶えはある、というのと、聞いたことすらない、とではかなり違う。
 かといって音声技術の分野にどんどん新規参入してきてほしいかというとそんなことはなく、私としては今までどおりの参入数がいい。音声技術の話ではないが、今、ネットの言論空間(論壇)がひどいことになっており、それは誰でも気軽に参入できてしまったからではないかと思う。論壇にいた人たちがミニブログまで下りてきたことも要因となっているのだろう。ある特定の分野への参入のハードルの高さはやはり必要なのだろう。

続、コーパス

 とある公開されている研究用コーパスに不備があるなあということを書いた(コーパス - 日々のメモ)。
 その後もそのコーパスについての不備を作成者に報告するかどうか、そして自分がそのコーパスを使うか使わないかということについて考えていた。たまにハードディスク上に保存したそのコーパスの声を聞いたりしていた。そして、1番目の話者の0235という文中の「なんでも」というところのラベルが「なにでも」となっていることに気づいた。軽微なミスに見えるかもしれないが、いろいろと応用の性能に差が出るくらいのものではある。
 おそらくほかの発話にも同様の不備があるのだろうと思い、報告しても直しきれないだろうと判断して、結局、不備は報告しないことにした。そして私も使わないのであった。
 音質がいいだけに、もったいないことである。

 

 ところで今私がほしい音声資料は、歌手の小田和正さんの声である。奇跡のようなあの声はどうなっているんだ。
 あと、腹話術師のいっこく堂さんの声もほしい。

コーパス

 とある三ヶ月前くらいに公開された音声コーパスにいくつか不備があり、これって作成者に報告すべきなのかなあと躊躇っている。なんか、余計な仕事を増やしてしまうようでどことなく申し訳ない。自分が使うかどうかも分からないし(いや、そのうち使おうと思ってダウンロードしたのであるが、あくまで「そのうち」である)、使い勝手のよさそうなコーパスなのですでに誰かが報告しているだろうという気もする。

 不備というのは、欠けているファイルがいくつかあるということと(通し番号が飛んでいる)、文の途中で終わっているファイルがいくつかあるというものである。ラベルファイルもいくつか欠けている。

(ところで、あまり継続的にブログを書くつもりはないが、なぜかエントリが続いている。)

続、こまお。

 以前ウェブに設置していた将棋ソフトの『こまお』が、ジオシティーズのサービス終了に伴って消えてしまっていた。

 そのことについて書いたところ(こまお。 - 日々のメモ )、id:usapyonさんがウェブスペースを貸してくださった。

 そういうわけで、現在こまおは下記アドレスにある。

http://usapyon.game.coocan.jp/komao/

 なお、指し手や強さに関する部分は全く変えておらず、もし強く感じてしまったとしたらそれは乱数による偶然である。なお、歩をとったときの「歩ならいくらでもあげるにゃ」というセリフは変えた。また、こまお側の指し手を紫色でハイライトするようにした。